成人式
1月13日は成人の日でした。
街には振袖やスーツの若者がたくさん歩いていて、成人式の賑わいを見せていました。
さて、令和4年4月1日から、民法上の成人年齢が20歳から18歳に引き下げられています。
この点は当職の2022年3月17日付ブログでも詳しく書きましたが、民法上の成人年齢、すなわち、親の同意なく単独で契約などの法律行為ができるようになる年齢が、これまでの20歳から18歳に引き下げられました。
したがって、例えば車やバイクの購入などのように高額な商品の売買契約について、従前は20歳未満の者が単独で行うことができず、基本的に親の同意が必要でしたが、今は単独でできることになっています。
また、民法より先に公職選挙法の改正もなされ、選挙権も18歳以上となっています。
もっとも、お酒を飲んだりたばこを吸ってもいい年齢や、競輪、競馬、ボートレースなどの公営ギャンブルができる年齢については、従前どおり20歳のままとなっています。
そのような状況下で、民法改正当初は、成人式を18歳で行うのか、従前どおり20歳で行うのかといった議論もありました。結論的に、今も20歳で行われているところがほとんどです。
昔からの社会通念として、20歳を一つの区切りとするこれまでの慣習を重視したということになります。
民法上は18歳で成人としているため、成人式と呼ばず、「20歳の集い」などと呼んで行われています。