幾波法律事務所公式ブログ

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離婚の際に決めなければならないこと①

今回は、離婚の際に決めなければならないことについて述べます。   離婚の際に決めるべきことは、婚姻期間中に形成された財産の分与、子供がいる場合の親権、養育費、面会交流の頻度・方法などがありますが、離婚届を出すために必ず決めておかなければならないことは、子供の親権です。 日本の民法では、婚姻中の子供の親権は夫婦共同親権といって、夫婦双方が親権を持っていますが、離婚する場合は父親と母親のいずれかが単独で親権を持つこ...

離婚手続の種類

今回から何回かに分けて、離婚に関するお話をしていきたいと思います。離婚は相談の多い分野です。手続も婚姻が婚姻届を出すだけなのに比べて、意外と複雑です。 初回である今回は、離婚手続の種類について述べます。   (1)協議離婚  最も普通の離婚手続です。夫婦でお互いに話し合って、役所に離婚届を出すパターンです。婚姻届と同じく、夫婦双方の署名押印、及び、成人の証人2名の署名押印が必要となります。証人は何らかの法的義...

法定刑を超える判決

令和3年2月9日のニュースで、東京地裁の裁判官が、法定刑の上限が2年の罪に対して、2年6か月の懲役(執行猶予付)を言い渡したニュースがありました。検察官が誤って法定刑以上の求刑を行い、裁判官も見逃してそのまま言い渡したようです。 刑事裁判ではまず検察官が求刑として量刑に関する意見を述べ、弁護人が反対の立場から検察官の量刑に対して意見を述べ、両者の意見を聞いた裁判官が最終的に量刑を決定します。 したがって、仮に検察...

任意整理のメリット

今回は任意整理について書いてみたいと思います。 任意整理とは、破産や個人再生などの裁判所の手続を利用しないで、貸金業者と個別に交渉して、支払が可能な範囲で支払方法を変更する話し合いのことです。   例えば自宅を所有している場合、破産手続を行うと自宅を失うことになります。また、会社の役員が破産する場合、いったん役員を辞める必要があります。任意整理は、そういったデメリットを回避することができます。   貸金業者...

「債務リミット」に掲載されました。

大阪市北区で安心して借金相談ができる弁護士、司法書士事務所が探せる「債務リミット」に紹介されました。   同サイトのコンセプトは、『借金問題に悩んでいる方に「債務整理という方法があり、専門家への相談が解決への近道である」ということを伝えることで、一人でも多くの人を借金問題から救いたいと思っております。』とのことです。   当職も2006年の弁護士登録以来、借金問題には積極的に取り組んでまいりました。任意整理、過払金...

不動産賃貸借契約の連帯保証人と極度額の定め

今年4月1日から民法の債権法分野の改正が施行されます。 その中で、個人の根保証契約(将来にわたり特定の取引から発生する債権を包括的に保証する契約)については、極度額(保証する限度額)を定めなければならなくなりました。定めていない場合は、保証契約自体が無効となってしまいます。   不動産賃貸借契約で個人の連帯保証人をつける場合、まさに上記の趣旨が当てはまりますので、極度額を定める必要があります。 なお、連帯保証...

過払金とは

弁護士事務所や司法書士事務所などの広告などで、過払金という言葉を聞いたことがあるかと思います。 今更ですが、過払金とはいったい何か、ご説明したいと思います。   過払金とは、貸金業者などから借りたお金を返済する中で、法律上返さなくてはならない金額を超えて、払いすぎたお金のことです。   利息制限法では、元本が10万円未満の借入の場合は年20%、10万円以上100万円未満の借入の場合は年18%、100万円以上...

新年のご挨拶

皆様あけましておめでとうございます。 令和となって初めての新年を迎えました。 おかげさまで当事務所もこの3月で開設から8年になります。 これまで破産、離婚、相続、不動産トラブル、建築紛争など多数の事件を扱う中で、皆様の問題解決のお手伝いをさせていただいてきました。   今年は改正民法(債権法)が施行されます。 債権法分野の改正は約120年ぶりとなります。 消滅時効、法定利率、賃貸借の保証契約、請負契約、...

破産手続の基本的な流れについて(4)

前回からの続きとして、破産管財事件の流れをご紹介したいと思います。今回は、法人または個人事業者の管財事件についてご紹介します。   <法人または個人事業者の管財事件手続> ①通常、弁護士に依頼をすると、弁護士から各債権者へ破産準備に入った旨の通知を送付します。 しかし、現在営業中の会社の場合、取引の状況や、従業員の状況、資金繰りの状況等をお聞きして、直ちに営業を停止すべきではない場合もあるかと思います。 い...

破産手続の基本的な流れについて(3)

前回からの続きとして、今回は破産管財事件の流れをご紹介したいと思います。まずは、事業者を除く個人の管財事件についてご紹介します。   事業者ではない個人の方で管財事件になる場合は、不動産や一定以上の預貯金・保険解約返戻金などの財産をお持ちか、ギャンブルによる浪費等で裁判所が管財人の監督が必要と判断した場合になります。   <事業者を除く個人の管財事件手続> ①弁護士に破産手続きを依頼すると、弁護士から各債権...