幾波法律事務所公式ブログ

離婚

婚姻に関する民法上の諸規定①

今回は、婚姻に関する民法上の諸規定を見て行きたいと思います。   (1)結婚適齢(民法731条) 男は18歳、女は16歳にならなければ、結婚をすることができません。 また、未成年のうちに結婚する場合は父母の同意が必要です(父母のうちどちらかがいない場合は片方のみでかまいません)。   (2)重婚禁止(民法732条) 重婚は禁止です。ここでいう重婚禁止は、法律的な結婚を重ねてできないということです。浮気の...

性格の不一致

今回は、離婚相談の中で最も多い、性格の不一致について述べたいと思います。   性格の不一致により離婚したいという相談は、最も多いケースです。 相手方の言動に長年我慢してきた、気遣いがない、相手の顔を見るのも嫌、言っていることの全てに腹が立つといった主張です。 しかし、いわゆる不貞行為であったり、暴力、虐待といった法的な離婚原因に至らない場合は、裁判上の離婚原因とまではいえないことがほとんどです。 したがって...

離婚の際に決めなければならないこと②

今回は、離婚の際に決めるべきことの中身について、具体的に述べたいと思います。   (1)財産分与 財産分与は、婚姻期間中に築いた夫婦共有財産の分割です。原則は夫婦で2分の1ずつに分けます。 不動産、預貯金、有価証券、生命保険契約などについて、形の上で夫婦どちらの名義になっていても、婚姻期間中に築いたものであれば、夫婦が共同で築いたものとされ、分与対象になります。 基本的には離婚の時に夫婦双方が各自の名義の財...

離婚の際に決めなければならないこと①

今回は、離婚の際に決めなければならないことについて述べます。   離婚の際に決めるべきことは、婚姻期間中に形成された財産の分与、子供がいる場合の親権、養育費、面会交流の頻度・方法などがありますが、離婚届を出すために必ず決めておかなければならないことは、子供の親権です。 日本の民法では、婚姻中の子供の親権は夫婦共同親権といって、夫婦双方が親権を持っていますが、離婚する場合は父親と母親のいずれかが単独で親権を持つこ...

離婚手続の種類

今回から何回かに分けて、離婚に関するお話をしていきたいと思います。離婚は相談の多い分野です。手続も婚姻が婚姻届を出すだけなのに比べて、意外と複雑です。 初回である今回は、離婚手続の種類について述べます。   (1)協議離婚  最も普通の離婚手続です。夫婦でお互いに話し合って、役所に離婚届を出すパターンです。婚姻届と同じく、夫婦双方の署名押印、及び、成人の証人2名の署名押印が必要となります。証人は何らかの法的義...